2017.11.21
上海アニメソングイベント「Animerci」2日目ライブレポート


「Animerci」2日目のライブレポートをお届けします!

初日にイベントのトップバッターとして会場を大いに盛り上げた“エイトラ”は、出演者の中で唯一の2Days出演。Rayの活動休止以降で初のライブという緊張を乗り切った彼らは、2日目のステージでどんな表情を見せるのか。

 一曲目は「THE TRIANGLE」。初日と同じ曲でのスタートになったが、昨日とは明らかに違う。余裕と適度な緊張感を共存させながら、一気に会場のボルテージをマックスまで上げる。時には中国語を使いながら会場を煽り、2曲目の「Breakable」へと繋げた。

 「Breakable」は2ndアルバム「épice」に収録されている、悲恋を綴った曲。初日からのセットリストチェンジに彼らの挑戦が見える。Neonは透明感のあるファルセットを織り交ぜ、切ない歌詞に確かな感情を込めると、その表現に呼応するかのように観客の掲げた手が左右に動き出した。「君はどうしているだろう——」。このフレーズはもしかすると、日本の病床から二人を想う、Rayに向けられていたのかもしれない。

 3曲目は昨日に引き続き“エイトラ“定番曲のひとつ、「Listen to my heart」。アップテンポな楽曲の連続に、会場のテンションはすでにメーターを振り切っている。バンドにはこの日からサックスを投入。さらなる彩りによりステージの一体感は強まり、多重的な音の渦の中でNeonとKazutoの軽快なダンスが観客にも伝播していく。

 そして2日間の出演を締めくくるのはもちろん「With you…」。この日はKazutoの発案で、ある仕掛けを取り入れる。熱烈なファンの中ではおなじみとなっている「マグロダンス」を曲の終盤に披露。Kazutoの好物であるマグロをテーマに、〈ファンと一緒に楽しめるダンス〉として生まれたこのコミカルなパフォーマンスに、日本から遠路を乗り越えやってきた一部のファンから黄色い悲鳴が。激しいロックチューンの中で、意外に愛嬌のある彼らのキャラクターも知らしめ、最後は「謝謝!」の声ともに生バンドとの大団円。両日に渡るオープニングアクトの役目をしっかりと全うした。

 二日目は他アーティストとのコラボは無く、純粋な実力勝負に挑んだ「EIGHT OF TRIANGLE」。ほとんどの観客が彼らを知らないという条件下ではあったが、確実に上海の地に大きな爪痕を残した。2015年の結成からKazutoとRayが支え続けた太い幹に、Neonという力強い新芽が吹き、“新たなエイトラの形”として鮮やかに花を咲かせようとしている。その美しさを皆が目の当たりにする日はそう遠くないはずだ。

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